東方文花帖 幻想の音覚

 2.少女秘封倶楽部

 秘封倶楽部はゲームとは別角度から世界を切り出していこうと考えたサークルです。
 テーマ曲を与えないと折角のキャラが生きてこないのでこの曲を書きました。
 テーマ曲とは格好良い曲である必要がある、というのが(偏った)私の考えです。
 だから、出来る限り格好良くノリ良くお洒落に攻めてみました。

(後略)


 7.月の妖鳥、化猫の幻

 これはいうまでもなく、蓮子とメリーの二人の曲です。
 妖鳥は蓮子で、曲の前半部分のスピード感のある部分。
 化猫はメリーで、後半部分の奇妙なリズムの部分。

 まるで鳥に乗って空から夜の街を見ている様な部分と、
 まるで酔いどれの猫になったかのように街をふらふらと見ている様な部分。
 まさにそういう意図で作曲しました。

(後略)


11.幻想の永遠祭

 幻想と言いつつも、この曲は明らかに現実的な曲になっている。
 このCDの締めの為にこういう曲を持ってきたって事でしょう。
 こんな感じの曲を最後に持ってこなかったら、全体的に不安なままでCDが終わってしまうことを危惧したのだと思います。
 やっぱりそういう事ってあって、初めから終わりまで幻想的すぎると、どこか戻ってこられなくなる感じがしてしまう。

 でも、この曲は、戻ってきた、という印象を与えるためだけにあるので、曲自体のパワーは弱いと思う。
 自分では大した幻覚を見ることも無く、普通の曲というイメージが強い。
 でもCDには必要な曲でしょう。