伝統の幻想ブン屋 射命丸 文 Syameimaru Aya

　　　・号外だよー。幻想郷一、確かな真実をお届け
　　　　する、『文々。新聞』の号外だよー。

　　　・どうですか？貴方も『文々。新聞』を取りた
　　　　くありませんか？

　　　・やっぱり、ネタに困った時は巫女に限ります。
　　　　これからも楽しい活躍を期待してますよ？

　　　・ちなみに幾ら泥棒をしようとも、私はそのことを
　　　　咎めません。

　　　　新聞は事件に干渉しないのです。
　　　　常に第三者の目で見ないといけないのです。

　　　・紅魔館にはいつもお世話になっております。
　　　　彼処ほど、変な事件が起きる所もないです。

　　　・あの世に行くことは滅多にないのですが……
　　　　もしかして面白いネタがあるのでしょうか。

　　　・そういえば、月の兎が突いたというお餅は、
　　　　いたって普通のお餅でしたね。

　　　・妖精だって、大きな事件を起こせば記事に
　　　　します。チャンスはありますよ？

　　　・事件が無いからって、プリズムリバーさんの
　　　　ライブの記事ばっかって訳にはいきませんね。

　　　・ああ、トランペットの音が素敵ですね。
　　　　そう言う特集組みたいですね。

　　　・今度のライブは何処で行うのでしょうか？
　　　　向日葵畑？

　　　・そうですね。
　　　　私も焼き鳥は良くないと思います。

　　　・詐欺の証拠さえ掴めば、記事に書けるのです
　　　　けれど……

　　　・人の振り見て我が振り直せ。新聞を書く者は
　　　　いかなる時も誠実に行動しないと。

　　　・もしかして……人形？
　　　　ってそんな事無いですよね。

　　　・李下に冠を正さず、瓜田に靴を納れず。
　　　　貴方は大人しくしていた方が良いですよ。

　　　・故人の話は、事件の宝庫なんでしょうね。
　　　　みんなネタが古いのは問題ですけれど。

　　　・あ、そうだ。
　　　　今度彼岸まで取材に行っていいですか？

　　　　『幻想郷担当裁判長がずばっと日常』って、
　　　　ドキュメンタリィ記事を書きたいのです。