博麗 霊夢 Story Mode
緋 | |
色 | |
の | |
霧 | |
雨 |
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…… |
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……見事に壊れているわ |
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これは掃除どころじゃないわねぇ |
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いやぁ、大変だ ここのところ雨続きで洗濯も出来やしないぜ |
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……って、何だこりゃ |
霧雨 魔理沙 Marisa Kirisame |
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なんだこりゃって、壊れても神社は神社よ |
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あんたの家は大丈夫だったの? 今朝の大地震 |
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はぁ? 地震だぁ? |
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そんなもん気付かなかったぜ |
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ああもう、天気までも悪くなっちゃって |
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仕様が無いな ここのところ雨続きだったし |
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さっきから雨続きって、ここのところ 日照り続きだったわよ? |
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今朝の地震の事だって、滅茶苦茶大きかったわよ? 気が付かない訳が無いじゃない |
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と言われてもなぁ |
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なんか変ね 異変の香りがするなぁ |
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おう奇遇だね 私もそう思っていたところだ |
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それに空の雲の色…… |
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じゃ、魔理沙はそこでおとなしく神社を直しててよ 異変は私が解決するから |
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なんだよ お前だって私が来たから異常に気付いたんじゃないか |
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異変は早期発見に限る |
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ちょっとでもおかしな事を見つけたら すぐに出発するのが、巫女の役目よ |
氷 | |
の | |
粒 | |
が | |
降 | |
り | |
注 | |
ぐ |
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どうも地震は神社でしか起きてなかったみたいね |
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それに魔理沙の周りだけ降っている雨 |
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あの雨を降らしている雲は緋色だったわ…… |
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これらの天変地異 自然の出来事だと考え難い |
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森に入ってくるなんて珍しいじゃないの |
アリス・マーガトロイド Alice Margatroid |
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(異変の事は人間以外には内緒にしないとね) え、ええ。まぁその |
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何よ、その異変を解決しようとしている みたいな返事は |
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何を言っているのかしら そう、最近の森の天気はどう? |
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変な質問ねぇ |
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最近の天気はおかしいわね 毎日、雹が降ってくるじゃないの |
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雹だって? 雹なんて…… |
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あ、ほら、また…… |
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(また、緋色の空だわ) あら、本当 |
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異変なんでしょ? 霊夢が森にまで来るなんて |
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怪しいわね それらしい事言ってないのに…… |
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何か隠してるんでしょ? |
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と言われてもねぇ |
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何か変ね 異変の香りがするなぁ |
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疑うのは結構 |
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でも、さっさと解決しないと神社を 破壊されても知らないよ? |
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何で、神社が壊れた事を知ってるのよ |
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あれ?壊れてたの? |
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しらばっくれて、もう…… |
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ああ、もう 何処に行ってもジメジメしていやねぇ |
小野塚 小町 Komachi Onoduka |
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あ、いつぞやのサボマイスタ |
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何だそれ |
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仕事の合間に散歩していたら 面白そうな事をしていたので見に来たのさ |
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あんたも…… あんたも天気を変えるのね |
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ああん? 何を言っているのか判らんな |
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気付いてないの? あんたの周りだけよ、川霧が出ているの |
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そういえばそうかな それがどうかしたのかい |
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体から漏れる気も天気の気も同じ気…… 異変を起こした敵に利用されてるかも知れない |
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その気も潰させてもらうわ |
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どうでも良いけど、私が動けないから 決闘するなら別の場所でやってくんない? |
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まあ |
三 | |
途 | |
の | |
幻 | |
想 | |
郷 |
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じゃ、邪魔者も居なくなったところで改めて その気を潰させてもらうわ |
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やっと天気が元通りになったわ |
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ちょっと待って、晴れているのが普通? |
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よく見てみ? 晴れているのも、お前さんの周りだけだ |
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むむむ…… 早く異変を起こしている奴を見つけないと…… |
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見つけてどうするのかい? |
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神社を直して貰うのよ! |
雨 | |
に | |
も | |
風 | |
に | |
も |
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そうね 確かに晴れているのは私の周りだけみたいね |
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となると緋色の霧はみんなの体から出ている? そして、その霧が…… |
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その人の周りの天気を変えているのね その人の持った気質の天気に |
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ちょいと こんな風が強い日に山に来るなんて |
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死ぬ気なの? |
射命丸 文 Aya Syameimaru |
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よりによって酷い天気ねぇ…… あんたには風と雨がお似合いって事ね |
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こりゃまた最初から喧嘩を売るつもりなのね |
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先を急いでるの どうも緋色の雲は山の上に集まっているみたいだから |
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ああいいよ売られた喧嘩は買い占めるわ ここを通りたかったら、喧嘩バーゲンでも始めなさい |
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やはり、山の上が怪しいわ 山の上だけ緋色の雲が晴れないし…… |
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そこまで本気ならば仕方がないわね 私がみんなに言っておくからさっさと行きなさい |
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言われなくても行くわよ 私の直感が外れた事なんて無いんだから |
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久々に晴れるのを見たなぁ 晴れると気持ちが良いね |
天 | |
女 | |
の | |
緋 | |
色 |
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これは一体…… この辺だけ雷雲が渦巻いているわ |
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今まで何処に行っても私の周りは 最初、必ず晴れていたというのに |
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やはり私の勘に間違いは無かったわ この不思議な現象を起こした奴は、この上にいる |
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おや? 天狗ではない |
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河童でもない 幽霊でもない |
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人間だなんて…… 山の上に人間が来るなんて珍しいですわ |
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何者? 雷雨の中を泳いでくるなんて只者じゃないわね |
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だって… この雲は私達が泳ぐ雲 |
永江 衣玖 Iku Nagae |
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私達は、ある異変を伝えるためだけに空を泳ぐ 龍宮の使い |
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緋色の霧は気質の霧 緋色の霧は異常の宏観前兆 |
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緋色の雲は大地を揺るがすでしょう 私達はそれを伝えに泳ぐのです |
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大地を揺るがすだって!? も、もしかして…… |
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そう、地震の事 まだ大丈夫だけどね |
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もうすぐ大きな地震が起きる 私はそれをみんなに伝えるだけ |
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ちょっとちょっと、地震ならもうあったわよ! 今朝、それで酷い目に遭ったんだから! |
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え?地震がもう起きたですって? おかしいですわねぇ |
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あー、そうだった思い出した 神社が壊れたんだった。何とかしないとー |
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地震があったら、この雲も収まる筈なんですけど…… |
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もしかして、あの方の仕業なのかしら 困ったものですわねぇ |
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地震が来るって判ってたんでしょ? 何でさっさと教えてくれなかったのよ! |
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神社を襲ったその地震は、きっと試し打ちです 本当の悲劇はこれから始まりますわ |
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もう! どいつもこいつも暢気なんだから! |
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貴方は地震の恐ろしさを既に味わったのなら 今すぐ戻って防災の準備をしたらどうですか? |
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私の防災はおかしな事を企んでる奴を倒すこと! |
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勝った! これで地震が起きなくなるのね |
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そんな感情的になってはいけません 私は起こるであろう地震を皆に伝えるだけ |
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私は地震の有無とは一切関係ないのです |
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本当の悲劇は誰にも止められない これを止められるのは…… |
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貴方ではなく、悲しいかなあのお方だけです |
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あのお方、って誰よ 私の神社の責任を取ってくれる奴は何処にいるのよ |
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私の推測が正しければ、 確かにあのお方は地震を起こした張本人 |
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でも、これから起こる本当の悲劇を止めるのも あのお方…… |
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どっちにしろ、そいつに会わないといけないようね 神社の責任と悲劇を防ぐためにね |
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では、そのまま雲の上へお進みくださいまし きっと大変ですけどね |
天 | |
地 | の |
の | 娘 |
神 | 、 |
、 | |
人 | |
の | |
心 |
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さあ、何処にいるのかしら 自身の責任を取ってくれる奴は |
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それにしても、雲の上は静かね― |
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あんたが地震を起こしたり、天候をおかしくした 犯人ね? |
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異変解決の専門家ね 待ってたわ |
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何が待ってた、よ まるで解決して欲しいかのようじゃない |
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異変解決ごっこは、何も妖怪相手じゃなくても 良いでしょ? |
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私は天界に住む比那名居の人 |
比那名居 天子 Hinanai Tenshi |
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毎日、歌、歌、酒、踊り、歌の繰り返し 天界の生活はほんと、のんびりしていてねぇ |
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羨ましいわね 自慢? |
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何言ってるのよ 退屈だって言ってるの! |
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だから、貴方が地上で色々な妖怪相手に 遊んでいるのを見てきたわ |
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遊んでいた訳じゃないけどね |
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それを見て思ったの 私も異変解決ごっこがしたいって |
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だから起こしちゃった、異変 |
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起こしちゃった、じゃないでしょ! そのお陰で神社は滅茶苦茶よ!! |
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あれは試し打ちよ 本番はこれから |
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この、緋想の剣は人の気質を丸裸にする 剣なの |
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これで、緋色の霧を集めて― |
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集まった天の気が大地を揺るがすの |
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さらに私の足元にある要石を動かし |
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これから幻想郷全体の大地を揺るがすでしょう |
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ふん、なめきったもんね |
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どういう仕組みであろうと、地震を起こした 犯人だって事は間違いないみたいね |
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相手が天人だろうが変人だろうが 私の仕事は一つ |
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異変を起こす奴を退治する事のみ! あとついでに、神社の修理もやってもらうわよ |
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うふふ そうそう!その意気込みが欲しかったのよ! |
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私はいつまでも退屈な天界暮らしを していたくはないわ |
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それも今日でおしまい |
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空の空気も、地の安定も、人の気質も 私の掌の上 |
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数多の妖怪を退治してきた貴方の天気! 見せてもらうわよ |