十六夜 咲夜 Story Mode
燻 | |
る | |
緋 | |
色 |
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これは一体…… |
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私の体から何かが抜けていく様に |
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おーいどうした? 料理に使う雨水でも取りに来たのか? |
霧雨 魔理沙 Marisa Kirisame |
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雨なんて降っていないでしょうに |
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ん? 雨なら降っているぜ? |
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あら……雨が降ってきたわ |
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そうなんだよ、最近雨続きで困るよな 本を持ち帰ると湿気るし |
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勝手に持っていかないの |
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ま、最近天気が悪いのは確かだけど それより何か感じない? |
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ああ? まったく感じないな |
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ほら、貴方の体からも…… |
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とにかく、私はお前には用がないぜ! |
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私も貴方には用はないわ |
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じゃあ戦うなよ |
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貴方が先に手を出してきたんでしょ? |
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雨も止んできたし、 ちょっと家を留守にしようかしら |
蒼 | |
天 | |
の | |
冥 | |
界 |
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体から吸い取られるように出ている気…… |
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体から出る気といえば幽霊よね |
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どうしたのです? 険しい顔して |
魂魄 妖夢 Youmu Konpaku |
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いや、またなんか不思議な現象が起きて…… |
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貴方の体からも出てるわよ |
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へ? な、何の話? |
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幽霊のような何かが体から |
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幽霊? それならまあ出てるとは思いますが |
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怪しいといえば怪しい ここを通してもらうわよ |
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何だか判らないけど通すつもりは無いです |
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さあお屋敷まで通して |
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しょうがないですね |
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でも今、屋敷は変な事になっているのです |
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変な事……? それはますます行かないとね |
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変な事って何? 妖夢 |
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わわ、幽々子さま |
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……え? |
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雪? 今は夏だというのに…… |
西行寺 幽々子 Yuyuko Saigyouzi |
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私の周りに変な事なんて何一つ無いわ |
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さあ、私の屋敷に来たいのならどうぞどうぞ |
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いや、随分と変な事になっている気がする…… |
避 | |
暑 | |
地 | |
で | |
肝 | |
を | |
冷 | |
や | |
せ |
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しかもこんなに積もっている…… |
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何処が変な事が何一つもないのかと |
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雪が降れば積もるのは当然です |
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さあ、貴方はこの冥界で避暑する事が出来ます |
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私の知らないところで雪が降っているなんて…… 体から出る霧なんて大した異変でも無かったのかな |
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ここまでおかしな事を堂々としていると 貴方は何にも企んでいない気もする |
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そんな事はありませんよ |
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むむむ 一応問い詰めるだけ問い詰めておきましょう |
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あー涼しい夏だわ |
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というか寒いくらいよ |
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ところで訊きたいんだけど…… 貴方の体からも緋色の霧が立ち上っているわね |
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それは何かしら? |
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そんな話? その話はもう解決したから良いの |
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はい? |
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貴方も知りたければ霧の行方を追えば いいかもね |
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うーん…… やっぱりあそこね |
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山は気が進まないですわ |
登 | |
山 | |
日 | |
和 |
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これだけ曇っていれば快適ね |
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紫外線も強くないし、水分も奪われにくし…… |
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まさに登山日和ね…… |
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…… |
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……山の天気は変わりやすい |
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こらこら、「いつまで経っても入山禁止」 の立て札が見えなかったの? |
射命丸 文 Aya Syameimaru |
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見てなかった そんなファニーな立て札 |
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さっさと帰れ 山は私たちの物だから |
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これだけ天気が悪いと帰りたくもなるけど…… ちょっと野暮用があって行きたい処があるの |
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しょうがないわね 何処に行きたいの? |
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山 |
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ここが山 |
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山の……上? |
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ここが山の五合目 |
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いや、もっと上ね。 山の上の上 |
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何だかわからないけど、貴方は ここを通しては行けない気がする |
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徘徊するのなら麓をうろつきなさい! |
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風が止んだわ 今が山を登るチャンスね |
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どうしたのですか? 何か変ですよ? |
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さっき、冥界で変な光景を見ちゃったからねぇ 変なのが伝染ったかな? |
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真夏の雪…… |
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え?変な光景ですか? 冥界ですね?行きます行きます! |
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行ってらっしゃい 私はもっと上を目指しますから |
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天気も回復したし、天狗は追い払ったし 今は時が私を味方しているわ! |
龍 | |
宮 | |
の | |
警 | |
告 |
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あの亡霊の言う事を真に受けていたら ついに雲の中まで来てしまったわ |
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ここまで来て何にもなかったら どうしてくれましょう |
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おや? 天狗ではない |
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河童でもない 幽霊でもない |
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人間だなんて…… 山の上に人間が来るなんて珍しいですわ |
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まあねぇ 私だって来たくはなかったわ |
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これより上は山では無くなり、天界が存在します |
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天界? |
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本来普通の人間が立ち入ってはならない場所です |
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天女も気付いていない今のうちに 戻った方が良いですよ |
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山の上にそんな場所があったなんて…… |
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行き先のない登山を始めて、初めての収穫ですわ |
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戻る気は無いのですか? |
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そうね、残念ながら今の私は行け行けモードなの って、貴方は誰? |
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……私はただ忠告をするだけの龍宮の使い 永江 衣玖です。 |
永江 衣玖 Iku Nagae |
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番人か何かかしら?天界の |
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私達、龍宮の使いは天界とは特に関係はありません ただある事を警告する為だけに雷雲を泳ぐのです |
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ですが、私は老婆心で行った忠告を無視される事が ちょいと嫌いでしてね…… |
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そう、でも今の私は |
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押せ押せモードだから |
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龍宮の使いの忠告は 近い未来の悲劇を回避する一つの妙計 |
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残念ながら 貴方は優秀な選択肢を一つ失いました |
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さあ、いざ天界へ行こう |
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天界に住む者は地上の生き物に対して 甘くはありません |
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生き物とすら思ってないのかも知れません |
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むむむ ちょっとだけ心して掛かりましょう |
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ところで、何故天界に? |
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そういえば、最初は体から出る緋色の霧を追っていた だけだったような…… |
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いつの間にか天界まで行く羽目に なってしまいましたね |
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では、時が味方しているうちに失礼 |
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……緋色の霧?体から出る? |
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…緋色の霧もその所為? という事はこれから起こるであろう地震は…… |
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むむむ、もしかして全てあのお方のお戯れなの? |
天 | |
地 | の |
の | 娘 |
神 | 、 |
、 | |
人 | |
の | |
心 |
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ここが天界……? |
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気分が悪くなる事の無い雲上の地 何という贅沢な世界でしょう |
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地上の災禍から逃れ…… |
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え!? 地震?天界で? |
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か、要石? |
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そう、要石が宙に浮いているから地震は止まない 大地は生き続け、地上は豊かになるのです |
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地震は起こらないに越した事はないと思うけど |
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貴方は何をしに |
比那名居 天子 Hinanai Tenshi |
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えーっと |
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そ、そう。真夏の雪?いや、緋色の霧 そうだわ。緋色の霧に興味があってそのまま…… |
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それではるばる天界まで? |
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そうです。 今のところ手がかりも何も見つかっていないのですが |
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うーん それでは満点はあげられないわ |
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え? |
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まず、緋色の霧は私の剣で吸い上げたものよ |
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でも、私の目的がまだ見破られていないじゃない それでは貴方に価値はない |
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一体何を言って…… |
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私は地上の誰かに私の異変を見破られて それから天界まで昇ってくる事を期待していたの |
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なのに貴方と来たら |
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ピクニック気分で私のもとまで来たって言うの? |
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何だか知りませんけど…… |
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もの凄く腹が立ってきましたよ |
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貴方が腹を立てても、どうせ私の異変を解決する事 なんて出来やしないんでしょ? |
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さっさと帰って異変解決の専門家を呼んできたら? |
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あんた程腹立たしい奴も久しぶりね |
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でも、貴方は一つ残念な間違いを犯している |
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私はただの山登りではなく、 異変解決を兼業としている幻想郷一のメイドなのよ! |
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はっ! 体から立ち上がる緋色の霧に気付いたのは見事だわ |
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しかし緋色の霧が何を呼ぶのか気が付いていなかった |
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緋色の霧が呼ぶ物が何だったのか…… |
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マグニチュード最大でその身に刻み込め! |