・どんな天気でも家の中に居れば関係ないけどね

　　　・天気だって気なんだから、人と同じ性格を持つ
　　　　その気を読めないようじゃ魔法使いとは呼べない

　　　・は！
　　　　私は何をやっているのかしら

　　　・雲一つ無い快晴は、時として生物に害を為す
　　　　日光は避けられない有害な物の一つね

　　　・大気を湿らす霧雨は、本にとって大敵
　　　　貴方の部屋も端から黴びていくんじゃない？

　　　・有害光線を遮る曇天は、決して目立たずに地味
　　　　でも、生き物には最も優しい天気でもある

　　　・空の色が濃い蒼天は、陽の光を拡散させようとする
　　　　大気の足掻き。でも殆ど素通りなのよね

　　　・暑いはずの夏に落ちてくる雹は、周りの空気に馴染め
　　　　ない天気。被害を与える以外の効果はない

　　　・人の視力を奪う濃霧は、一切の行動力をも失わせる
　　　　それは死を意味しているのよね

　　　・地面に残り続ける雪は、目立とうとする邪心
　　　　雨と雪は殆ど変わらない筈なのに

　　　・晴れているのに降る天気雨は、人を欺く天気
　　　　狐の嫁入りって言う位だしね

　　　・まばらに降る疎雨は、霧雨とは異なり大粒の雨
　　　　貴方もまた凄風疎雨の天、住処に戻ったらどう？

　　　・晴れた日に吹く晴嵐は、初夏に良く見る強い風
　　　　心地は良いけど、山の気も麓に吹き下ろしてしまう

　　　・最も弱者に優しくない風雨は、自然淘汰の天気
　　　　疾風頸草、それがこの世の摂理

　　　・水と空気の温度差が生む川霧は、宵の口に現れる霧
　　　　まさに死の世界への渡し舟って事ね

　　　・台風は言わずと知れた野分の風の事
　　　　前もって準備は出来るから、実は上陸前が一番怖い

　　　・七色のカーテン！？
　　　　まだまだ見た事のない空の色があるのね