魂魄 妖夢 Story Mode
幽 | |
霊 | |
失 | |
踪 |
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どうしたのそんな眠そうな顔して |
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幽々子様に報告をしたい事がありまして…… 眠くはないですけど |
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聞かない |
西行寺 幽々子 Yuyuko Saigyouzi |
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いや聞いて欲しいのです |
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最近、幽霊の数が減っています |
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あら、増やしてきましょうか? ざっくりざくざく |
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いえいえ、減っていること自体は 問題ないのですが…… |
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どうやら次々と成仏もせずに 消えていっている様なのです |
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それで貴方はどうしたいの? |
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調査に出かけたいと思います ちょっと留守にしても良いですか? |
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駄目 行きたいのならこの私を倒してからにしなさい |
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何でこうなっちゃうのかなぁ |
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お見事! 私を倒したのだから好きにすればいいわ |
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さて、何を手がかりに探せばいいのか…… |
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取り敢えず、行ってきます! |
新 | |
し | |
き | |
神 | |
社 |
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…… |
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え? 神社ってこんなにエキゾチックな造形だったっけ? |
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あーもう何よ 今日はもう営業してないわ! |
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どうしたの? 神社、変な風に改装しちゃって |
博麗 霊夢 Reimu Hakurei |
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改装な訳が無いでしょ? 壊されたのよ、ナマズに! |
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……うちの屋敷には雪は積もるし 神社はナマズに壊されてるし |
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幽霊はどっか消えてしまうし…… 何か変なことばかりね |
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あんたも私の邪魔しに来たの? |
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いえいえそんなつもりでは…… って日差しが強くなって来たわね |
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あー暑い暑い そういえばさっきなんか言ってたわね |
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『……うちの屋敷には雪は積もるし』 ちょっと涼みに行ってこようかな |
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え? いや私の留守にそれは困る |
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五月蠅い こちとらやり場のない怒りを抱えているんだ! |
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ふう、神社が大変な事になってるのは判るけど 少し落ち着いて |
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むー |
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……うーん 神社からも幽霊の姿が見えない |
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ねえ、幽霊が何処に行ったのか知らない? |
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あー?幽霊? それはあんたでしょ? |
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三途の川でも渡ってるんじゃないの? |
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うーむ 何か大事になっていなければいいんだけど |
二 | |
つ | |
目 | |
の | |
成 | |
仏 |
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そんな事は無いと思うけど…… |
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一応死神にも聞いてみようかな…… |
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どうした? 眠そうな顔して |
小野塚 小町 Komachi Onoduka |
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いえ、最近幽霊の数が減りましてね…… 眠くはないですが |
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ああ、幽霊か そうだ、その事でお前さんに忠告する事があった |
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はい? |
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お前さんだろ? 最近、幽霊を斬ってまわっているのは |
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幽霊達は斬られてどっかに いっちまってるんだ |
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え?斬られて? どういう事? |
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それはこっちが聞きたい |
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最低でも私は斬っていない |
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お前さん以外に いるのかい? |
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身に覚えがないのなら 夢遊病の気でも疑ってみるんだな! |
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私はやってませんって 私も幽霊の件で調査をしているのです! |
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そうなのか? |
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他にそんな事出来る奴がいるのか……? |
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それが居るのよ |
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へ!? 紫様? |
八雲 紫 Yukari Yakumo |
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妖夢、幽霊を斬れるのは貴方だけではない |
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そ、そうなんですか |
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幽霊が勝手に斬られている現状は危険ですわ |
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しかし、何の為に斬られているのでしょう? |
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さあ、こっちへ…… |
気 | |
質 | |
の | |
行 | |
方 |
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生き物が多いここなら その気の流れが良く見えるでしょう |
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えー……っと |
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よく判りません |
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貴方は未熟過ぎる |
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もう少し判りやすく気を集めましょうか |
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なるほど判りました! |
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幽霊……気質は空に吸い込まれるように 立ち上がっているのですね! |
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幽霊だけではないわ |
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そう、幽霊だけじゃなくて…… |
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生けとし生けるもの全ての気質が 緋色の雲となって……あっ! |
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紫様のお陰で大切な事に気付きました 有難うございます |
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いえいえ、少し痛い目に遭ってくると良いわ 勉強がてら |
雲 | |
の | |
中 | |
の | |
予 | |
知 |
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そうか、人の気質が斬られていたのか 幽霊だけじゃ無かったのね |
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その斬られた気質が身の回りに立ち込めて 頭上におかしな緋色の雲を…… |
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そうか、お屋敷で雪が降っていたのも 幽々子様の気質……! |
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この雲の中の何処かに犯人がいる! |
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空を緋色に染めるは大地のあくび
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大地のあくびは目覚めの兆し
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まもなく幻想郷が目覚めるでしょう 激しく、残酷に |
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貴方…… 貴方がこんな事を……? |
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はい? |
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幽霊は容易く斬ってはいけないのです |
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許可無く成仏は禁止されているのですよ |
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およよ? そうなのですか? |
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そうなのですよ! 今、天界は飽和状態なのですから! |
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それは勉強になりました |
永江 衣玖 Iku Nagae |
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で、その件で貴方は天界に向かってるのですか? |
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え?天界に? |
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この雲の上は天界ですから |
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あれ?そんな上まで来ちゃったんだ |
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天界に行って何かお仕事でもあるのですね? |
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私の仕事は生き物から気質を斬り出して 集めている奴を倒す事! |
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あらあら |
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気質はこの雨雲に向かって集まっていた |
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つまり犯人は貴方ね! |
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さあ、これに懲りたら悪巧みは止める事ね! |
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私はただ、人間達に重大な異変が起こる事を 伝えるだけの龍宮の使い |
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異変を起こすのは私の役目では無いのです |
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むむ? そ、そうなの? |
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では貴方は何の為にこの雲を泳いで……? |
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まもなく幻想郷が目覚めます |
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そう、壊滅的な大地震が幻想郷を襲います |
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え!? |
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ななななな、何を |
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緋色の雲はその宏観前兆なのです つまり、この雲が出ている限り地震は避けられない |
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そういえば神社もナマズに壊されたって 言ってたけど…… |
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ナマズって地震の事だったのかな |
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まもなく幽霊の数が激増するでしょう それはそれは悲劇的に |
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幽霊を使って緋色の雲を作り、 その雲で地震を起こして…… |
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また幽霊を増やすつもりとは! |
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こうしてはおられないわ 犯人は絶対に斬る! |
天 | |
地 | の |
の | 娘 |
神 | 、 |
、 | |
人 | |
の | |
心 |
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ここは…… |
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もしかして天界? |
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お待たせ |
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ぽかーん |
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どうしたの? 貴方が探していた犯人が目の前に居るのよ? |
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え?ええ!? |
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展開の早さについて行けないのかしら? |
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…… |
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『幽霊を斬っていたのはお前か』 |
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えーっと、幽霊を斬っていたのは貴方? |
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そう、私だわ 私は比那名居 天子 |
比那名居 天子 Hinanai Tenshi |
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この、緋想の剣は幽霊も気質も 全て丸裸にしてしまう |
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これで、緋色の霧を集めて― |
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大地を揺るがすの |
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話について行けません |
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もー、しっかりしてよ 貴方は私を懲らしめに来たんでしょ? |
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貴方がしっかりしてくれなければ私もやる気が出ない |
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何か判りませんが まるで私に倒されたいって言っているみたいですね |
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さあ、ここまで来て限りなく正解に近づいた貴方は 私を倒さなければいけない |
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??? |
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そう地上で、人間と妖怪が戦うように…… 私はあのやりとりに憧れているのよ! |
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も、もしかして、そんな理由で幽霊を斬り、 人の本質を斬り、神社を壊したの? |
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もちろんそうよ さらに言うと |
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これからもっと大きな地震が起こるわよ 何か文句ある? |
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ちょっと本気で腹が立ってきた |
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どんどん腹を立てて! 貴方が私を懲らしめないと幻想郷は壊滅するから! |