・寿命はことある毎に変わるんだよ
だから、あって無いようなもんだ
・たまには自分を見つめ直すのも良いもんだ
生きているうちにしか出来んからね
・神社ってのは、死を忌み嫌うんだね
葬式とかやらないし
・人間が天命から逃れる事
それは人間を辞める事にすぎないよ
・炊事に洗濯、掃除に戦闘、仕事頑張るねぇ
・あー冥界は人間らしい生活していていいねぇ
死んだら冥界が一番だねぇ
・首を吊ると小さな幽霊になってしまう
頭と躰の間が細くなるからねぇ
・名前を書くと死ぬ本とかね
そんなのがあれば便利だねぇ
・死んでもないのに棺桶に入ってるのかい?
窮屈そうだねぇ
・冥界には季節があって面白いねぇ
・そういえば、最近転生が少なすぎるって
うちのボスが言ってましたよ
手の空いた時でいいんで、適当な幽霊を見繕って
やってくれないかい?
なぁに、形だけでもいいんですよ
これ以上人間が増えても困るだけだからねぇ
・お前さんを乗せて舟を漕ぐのはいつになるかねぇ
・お、お酒の匂いを嗅いじゃあ
もう仕事は出来ないね。うんうん
・私の距離を弄る能力は、幻視の様なチンケなもん
じゃないよ
・へえ、三途の河の川幅ねぇ……
面白い新聞だねぇ
・是非曲直庁にも社内報のような物がある
天狗の活版印刷技術は、地獄の鬼の技術と
そっくりなんだよねぇ
一体、誰が編み出した技術なんだろうねぇ
・おや、龍宮の使いとは珍しい
うちの河にもたまに見かけるがねぇ
・さあ、楽しい寿命の時間だよ!
・おや?
神様だって言うから人間と違うのかと思いきや……
・退屈してそうだね
良いよ、遊び相手になってあげるさ!
・こんな悪魔の家に居ちゃ大変だろ?
なあに、少しぐらい遊んだって怒られやしないさ
・おっと、旧地獄の鴉だって?
そんな物騒な輩がなんで地上に居るんだい?
・今の地獄は鬼達の統制が取れた
不正の少ない処となった
旧地獄の鬼達は罪人との癒着が酷かったからね
地獄から出たがらない霊も居たくらいさ
お前さんもそんな地獄より、新しい地獄で
働き口を見つけてみたらどうだい?
・土の中から目覚める蛙も、脱皮を繰り返す蛇も
転生の苦輪から逃れた神に見えたんだろうねぇ