紅 美鈴 Story Mode
太 | |
歳 | |
星 | |
君 | |
の | |
災 | |
禍 |
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パチュリー様! |
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何よ、騒がしい |
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大変です! さっき、見てはいけない物を見てしまいました! |
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見てはいけない物? |
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太歳星君です。 これは最悪の事態を想定しなければなりません! |
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……で? |
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つまり、地震か何かが起こると言うことです! |
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……。 地震って、時代遅れね |
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はい? |
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何にしても、私の研究の邪魔をしないの。 さっさと持ち場に帰る! |
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本当なんですよ |
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本当でもいいじゃないの。 どうせ、地震でしょ? |
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どうせって。 地震を舐めちゃいけないです |
迎 | |
え | |
撃 | |
て | |
凶 | |
星 | |
の | |
影 |
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こうなったら私が迎え撃つしかない! |
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太歳星君は災禍をもたらす妖怪を 送り込んでくる筈よ! |
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図書館に行きたいんだけど案内してくれる? |
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む! 早速現れたわね! |
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何よ。 私はただ図書館に行きたいだけ |
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ふふふ。私には全て判っている。 お前は―― |
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お前は太歳星君が差し向けた妖怪だ! |
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あっはっは! 流石は紅魔館の門番ね! |
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この仮の姿、一発で見抜くとは! |
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危なかった。 この様な形で攻めてくるとは恐ろしい |
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…… |
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流石に無言か……。 もう動きそうにないな |
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これだけで終わるとは思えない。 まだまだ迎え撃ってやる! |
人 | |
の | |
眼 | |
を | |
し | |
た | |
魔 | |
物 |
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さーて、今日も図書館通いだー。 文学少女だぜー |
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…… |
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お!? 止めないんだな。 行っちゃうぜ? いっちゃうよ? |
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お前も偽者だ! 私には全て判っている! |
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偽者だと? |
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いつもなら堂々と正面玄関から入るお前が、 空からやってくるとは滑稽だ |
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ふふ。 流石だな。流石は紅魔館の防波堤、美鈴だ |
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そんな変装、誰でも判るわ |
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だが、正体を見抜いたところで 私には勝てまい! |
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ふん。強さは元の人間と大差ないな |
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…… |
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こんなに凶悪な妖怪。太歳星君 |
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私が居なかったら、 今頃紅魔館を乗っ取られていたわ…… |
退 | |
魔 | |
も | |
恐 | |
れ | |
ぬ | |
霊 | |
夢 |
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さーて、今日も妖怪退治よー。 紅魔館の悪魔達をみんな消毒よー |
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ふん。来たね! 災禍の化け物よ |
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化け物だって? |
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いくらうまく人間に化けたって無駄よ! 私の目は騙せない |
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ほほう。 巫女の姿をした私を化け物と言うのかね |
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面白い事を言うじゃないか。 お前が化け物の癖に |
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ふ。確かに私は妖怪だ。 だがな |
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だが? |
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私は、幻想郷を愛する妖怪なのだ! お前達みたいな破壊者ではない! |
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素晴らしい! 素晴らしいわ! あんたは妖怪の鑑だ |
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だが、きれい事だけで平和が 守られると思うなよ? |
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我々がこの幻想郷に災禍を 持ち込んでやる |
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大地を揺るがす災厄をな! |
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少々出来るようだが、私の力には及ばないね! |
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むむむ。 流石だな? お前 |
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しかし、お前は過度な連戦で力を 失っていると見える |
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くっ! |
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さあ、今こそ真の姿を見せる時がきたようだな! |
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ついに姿を現すというのだな……! |
と | |
い | |
う | |
お | |
話 | |
で | |
す | |
か | |
? |
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何処だ! 何処にいるというのか! |
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幻想郷を蹂躙する太歳星君の僕。 姿を現すが良い! |
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あっはっは。 ついにわしを復活させてしまったな |
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お前に仕向けた刺客との戦いは 楽しかったかね |
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? |
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彼奴らはお前から力を奪う為だけに 仕向けたのじゃよ |
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!? |
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そう、わしを復活させる為の力を。 大地を揺るがす為の力を! |
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なんだって!? |
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気付かないうちにお前はわしの為に 働いて居たのじゃよ |
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どうだ? 怒りで何も考えられないか? |
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それとも、 悲しみで言葉を失ったか? |
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ふっふっふ |
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何故笑う |
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私の為にそこまで用意したなんてね |
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なんじゃと? |
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私の伝説を作るために |
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ほう? |
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この世界に来てはならないものを 幻想郷一の門番が守るという話の為に! |
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舐めて貰っては困るな |
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我はあの最凶最悪の妖怪 太歳星君の影の一つじゃ |
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わしこそは伝説の大ナマズ様。 わしが動けば大地は揺れ、地上は崩壊 |
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お前如き、触れる事すら侭ならぬ! |