文
   どうしたの?
   あなたの取材魂はそんなものなの?

はたて
   まだまだー!
   文こそ息が上がってきたんじゃないの?

文
   百戦錬磨の私にとってこの程度は
   準備運動にもなりません
   引き篭もって念写をしていたあなた
   じゃないからね

はたて
   記者は動き回るだけが能じゃない
   取材を生かすには推敲を重ねた記事が
   必要なのよ!

文
   記事の内容など、事件の質の前には
   吹き飛んでしまう
   本当に興味を惹く事件は、写真と見出しだけで
   ほぼ9割の人は満足するのが現実よ!

はたて
   それでは記事を書く意味が無いじゃない!

文
   記事で意味があるのは文字数くらいね
   字数は事件の規模を示すパロメーターなの

はたて
   ふん、文はそんなんだからいつまで経っても
   新聞大会でランキングにすら載らないのよ
   写真に似合った記事は、読者の興味を惹き
   写真の魅力をさらに引き立てるのよ

文
   青いわね
   人間が、どの位文字を読んでいると思う?
   毎日生きるのに必死で、少しの娯楽で満足した
   と言い聞かせている人間が
   見出しと写真をざっとなめて、それで
   この世の全てを知った気になっている人間が
   記事の内容を眺めこそすれ、本質を理解する
   暇など有る訳もない

はたて
   じゃあ、私が人間が記事まで読むような
   新聞を作ってみせる!

文
   面白い、出来るものならやってみなさい
   私にあなたの対抗新聞(スポイラー)を見せて欲しいわ

はたて
   ふふ、私のスポイラー記事が文を越えて
   文の新聞が対抗新聞になるかもねー
   お互い対抗新聞同士(ダブルスポイラー)になって最強を目指すよ!