| 死してなお、愉しく | 
| STAGE 1 夜桜の冥界 | 
| 桜に紛れて漂う幽かな神霊は一体なんなのだろう 神霊は死ぬ寸前でのみ活性化する | 
| 
BGM.死霊の夜桜
 | 
|  | 夜の冥界は相変わらず不気味だなぁ | 
|  | あらあらお客様? | 
| 西行寺 幽々子 Saigyouzi Yuyuko |   | 
|  | ちょっとまってね お茶の用意をしてくるから | 
|  | 待った、そんなに手間は取らせないぜ | 
|  | この変わった霊の事について 何か知りたいだけだ | 
|  | 霊? 私の事かしら? | 
|  | 私の事について調べたければ 私を倒してからにしなさい! | 
| 
BGM.ゴーストリード
 | 
|  | さて、約束通り教えてもらうぜ この纏わり付いている霊は何なんだ? | 
|  | それは神霊の子供ね 人間の欲の塊よ | 
|  | 霊は霊でも幽霊とは関係無いわ | 
|  | 欲かー、ま、そんな気もしてたぜ 邪魔したな | 
|  | これからどこに行くの? | 
|  | お寺の裏の墓地とかに行くの? | 
|  | ほほう? | 
| 門前の妖怪、習わぬ経を読む | 
| STAGE 2 命蓮寺参道 | 
| 亡霊の不思議な導きで命蓮寺墓地を目指す そこに待ち受けていた者は神霊と関係あるのだろうか | 
| 
BGM.妖怪寺へようこそ
 | 
|  | ここのお寺は完全に 妖怪向けだな | 
|  | さっきも妖怪が掃除してたしな | 
|  | おはよーございます | 
|  | おはよーございます! | 
|  | ああ、おはよう | 
|  | 声が小さい! | 
|  | お前がうるさいんだよ 朝っぱらから | 
| 幽谷 響子 Kasodani Kyouko |   | 
| 
BGM.門前の妖怪小娘
 | 
|  | へへへ、私の存在を全否定するのね? | 
|  | こう見えても私は幽谷響(ヤマビコ) | 
|  | 取り柄の大声を否定されたままじゃ 妖怪がすたるわ! | 
|  | 妖怪にいちゃもん付けられるとは 今日はツイてないぜ | 
|  | 『今日はツイてないぜ』 | 
|  | ヤマビコ、か ただオウム返しするだけだろ? | 
|  | するだけだよ だからイジメないでね | 
|  | で、どこに行くの? | 
|  | お寺の裏の墓地とか言ってたな…… | 
|  | お墓で暴れるのは何か気が引けるぜ | 
| 直線の楽園 | 
| STAGE 3 命蓮寺墓地 | 
| 墓地に潜む者、それは人か幽鬼か妖怪か 皆が神霊と呼ぶこの霊は何故墓地に湧く? | 
| 
BGM.素敵な墓場で暮しましょ
 | 
|  | む、お前は確か | 
| 多々良 小傘 Tatara Kogasa |   | 
|  | あ、良いところに来たわね | 
|  | この先に見た事のない奴が 番をしているのー | 
|  | そいつにいくら撃ち込んでも いつもタイムオーバーで負けるんだ | 
|  | ねえ、何とかしてよ〜 お願い | 
|  | ほほう、妖怪も手を焼く奴だと? 面白いじゃないか | 
|  | お前もろとも消してやるぜ! | 
|  | 小傘が言っていた奴ってのは 何処に居るんだ? | 
|  | む、生温かい風が…… | 
|  | ちーかよーるなー! | 
|  | これから先はお前達が入って 良い場所ではない! | 
|  | そうなのか? 誰だったら良いんだ? | 
|  | えーっと……誰だったら良いんだろう? | 
|  | 何を守っているんだ? | 
|  | えーっと……何を護って…… | 
|  | 話にならんな 脳みそ腐ってるのか? | 
| 宮古 芳香 Miyako Yoshika |   | 
|  | 腐ってもキョンシーだ そうだ! 思い出したぞ | 
|  | 我々は霊廟を護るために蘇ったのだ! | 
|  | キョンシーだと? ああ、本当に腐っていたのか | 
| 
BGM.リジットパラダイス
 | 
|  | お前はここに立ち入ってはならない! その理由は思い出せないが…… | 
|  | 我々の仲間になるのなら それを許そう! | 
|  | うぉのれー! やーらーれーたー | 
|  | あーやだやだ | 
|  | 墓場でゾンビと戦うなんて どこの三流映画なんだか | 
|  | 映画じゃないよ? ゾンビだよ? | 
|  | で、この神霊について 何か知っているんだろ? | 
|  | 神霊? 何それ栄養あるの? | 
|  | (死体と会話できると思った私が馬鹿だった) | 
|  | 安らかに眠るんだな アーメン | 
|  | 22時になったら起こしてね | 
|  | 起こさねぇよ! | 
| 加速する嗜欲 | 
| STAGE 4 夢殿大祀廟の洞窟 | 
| 神霊はか細き光の筋となり洞窟の奥を目指す それはこの世の物とは思えない光景だった | 
| 
BGM.デザイアドライブ
 | 
|  | おお、こんな所に意味ありげな扉が | 
|  | 入らざるを得ないぜ | 
|  | いらっしゃい 貴方も導かれて? | 
|  | 導かれたぜ 変な霊と死体にな | 
| 青娥娘々 Seiga NyanNyan |   | 
|  | 先ほどは私の可愛い部下が お世話になったみたいで…… | 
|  | さっきのアレのボスかい? | 
|  | 死体遺棄は感心しないな | 
|  | 遺棄ですか? いやいやそれが遺棄じゃないんですねー | 
|  | 呼んだ? | 
|  | 一度死体になってしまえば もう死なないのよ | 
|  | うぉお、お前は誰だ? 今何時だ? | 
|  | ……まだ朝だぜ | 
| 
BGM.古きユアンシェン
 | 
|  | 早起き、早起き いいこ、いいこ | 
|  | さあさあ、もう一戦交えます? 廟に集まる神霊を吸収したこの娘と | 
|  | しょうが無いな | 
|  | 将を射んと欲すればまず馬を射よ! 覚悟するんだな! | 
|  | 見事だわ 貴方、普通の人間じゃ無いわね? | 
|  | 普通の魔法使いだぜ | 
|  | いえいえ、謙遜しなくても 生身で私と戦えるなんて凄いわ | 
|  | じゃあ凄く普通な魔法使いで | 
|  | で、貴方の目的は? | 
|  | えーっとなんだったっけ? | 
|  | そうだ盗掘、いや遺跡調査だ アカデミックな目的だった | 
|  | 集まっている神霊にも興味があるな アカデミック的に | 
|  | 神霊、ねえ | 
|  | あのお方の力で本物の神霊に なりたいと願う低俗霊がねぇ | 
|  | あん? | 
| 隠然たるモノの血 | 
| STAGE 5 夢殿大祀廟 | 
| 扉の向こうには巨大な遺構が隠されていた ここに何が眠るのか神霊達は知っているのだろうか | 
| 
BGM.夢殿大祀廟
 | 
|  | 何じゃここは 何処に入り口があるんだ? | 
|  | ああ、ついにこの日が来たのか | 
|  | 我が復活を祝福する者よ、何者ぞ | 
|  | おめでとう | 
| 物部 布都 Mononobe no Futo |   | 
|  | 我が名は物部布都 | 
|  | 我が復活したと言う事は 太子様の復活を拒む者が現れた | 
|  | と言う事だな? | 
|  | そうなのか? よく判らんが | 
|  | そうに決まっておる | 
|  | 我はこの霊廟を護る為に 眠っていたのだからな | 
|  | ふーん | 
|  | よく判らんがお宝が眠って そうだな。 この霊廟 | 
| 
BGM.大神神話伝
 | 
|  | 馬脚を露(あらわ)したな | 
|  | 我が復活したのはお前のような 盗掘家から護る為だろう! | 
|  | 物部の秘術と道教の融合 その身に刻むがいい! | 
|  | くっ おぬし、鍛えているな? | 
|  | ああ、健康の為にな | 
|  | そうか、復活したてで まだ力が上手く使えないな | 
|  | これでは負けても 仕方が無い | 
|  | (ベタな言い訳だ…… 嫌いじゃないが) | 
|  | じゃそういう事で この中、調べさせてもらうぜ | 
|  | いや、ちょっと待って | 
|  | む、おぬしの周りを 漂っているのは…… | 
|  | 低俗霊か!? これはもしや…… | 
|  | 太子様が復活なされているのだな! | 
|  | こうしてはおられまい 失礼するぞ | 
|  | おいおい 置いてけぼりかよ | 
|  | まあいいか、 中に入って良いって事だな | 
| 和を以て貴しと為す | 
| LAST STAGE 神霊廟 | 
| 大量に集まった神霊はまるで星空のようだった 静かにその者の声が発せられるのを待っていた | 
| 
BGM.小さな欲望の星空
 | 
|  | 思ったより広いな | 
|  | さてと、何かめぼしい物はあるか? | 
|  | あるわよ | 
|  | ここにはかけがえのない物が 詰まっています | 
|  | おおっと、出やがったな | 
| 豊聡耳 神子 Toyosatomimi no Miko |   | 
|  | 周りを見なさい | 
|  | 星空の様な儚い光 これら全てが人間の欲なのです | 
|  | この欲を見ればその人間の全てが判るわ 過去も今も、未来も。 | 
|  | この霊廟は言うなれば幻想郷の アカシックレコード…… | 
|  | 欲で全てが判る? ようやく理解したぜ | 
|  | 神霊はお前が集めていたんだな? | 
|  | そうですわ いや、正確に言うと少し違うけど | 
|  | あん? | 
|  | 私の復活を本能で感じて 欲の方が自ら集まって来たのです | 
|  | そんな都合の良い事が…… | 
| 
BGM.聖徳伝説 〜 True Administrator
 | 
|  | 君の十ある欲を全て見た私には、 君の過去も未来も見えます | 
|  | 君は私を倒してこの霊廟を 調べる事になるでしょう | 
|  | ほう、倒しちゃって良いんだな? | 
|  | この欲達はどうせ君には扱えません | 
|  | 十の欲を同時に聴き、理解できる 私の能力が必要なのです! | 
|  | さあ私を倒して見せよ そしてお前の欲望も全てさらけ出せ! |