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華扇の動きを見ていたマミゾウ。 このボールが何で出来ているのかを把握した彼女は、華扇達の企みには穴がある事に気付く。 汚れ役は自分が適任だと思い、ボールを集める事にした。  | 
隠し事の苦手な魔法使い  | 
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   ちょっといいかのう お前さんに聞きたいこと があるんじゃ  | 
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何か嫌な予感がするな | 
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恐怖! 学校の魔法使い 霧雨魔理沙  | 
 
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   この世界じゃない場所の 話をしたいんじゃがな  | 
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なんだと? | 
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   お前さん 隠し事はないかい  | 
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何処まで知っている? | 
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知らないから訊いておる | 
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   仕方が無い やるか  | 
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   ほれ それがオカルトボールだ  | 
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   ほほう? これをくれるのか?  | 
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   外の世界の事を 調べようとしてるんだろ? ならばこれを集めて 自分で確かめてみな  | 
博麗霊夢、お前もか  | 
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   オカルトボール? ああそれならきっと 持っているんだけど  | 
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神秘! 結界の巫女 博麗霊夢  | 
 
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   ちょいと貸して くれんかのう  | 
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   うーん これって自分から手放せないのよ  | 
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   なんと 呪いのアイテムって訳じゃな  | 
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   呪い…… ある意味そうかも知れないわね  | 
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   じゃがさっきは魔理沙から 貰ったのじゃが……  | 
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   じゃあ闘ったのね? 闘って敗北すると 手放せるのよ  | 
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   面白いルールじゃな じゃあ早速  | 
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   持っていって良いわよ オカルトボール  | 
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   そうかお前さん らしくないな  | 
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   ボールを調べるより先に 準備することがあってね  | 
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   ほうかほうか なら遠慮せず持っていくぞい  | 
通りがかりの都市伝説  | 
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   なる程なぁ このボールの正体が 掴めてきたぞい おやお前さんは……?  | 
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ねぇアタシ、キレイ? | 
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戦慄せよ! 悪夢の能面女 秦こころ  | 
 
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   何じゃ 藪から棒に  | 
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アタシ、キレイじゃないの? | 
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   あ、その台詞聞いた事あるぞ 口裂け女じゃな? えーっと何じゃったかな ムースじゃ無くて ワックスでも無くて……  | 
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   その先を言わせるか! キレイじゃないなら死ねい!  | 
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思い出したポマードじゃ | 
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   ぎゃあ もうやられてたー  | 
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   あれ? お主もオカルトボールを 持ってるのか ちょっと借りてくぞい  | 
何処まで本気か化け狸  | 
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   なる程な これは手の込んだボールよのう 外の世界の聖地の石を 集めたものじゃ いわゆるパワーストーン という奴じゃな コレを使えば誰だって 結界を破ることが出来る  | 
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   ……何をしている まさかお前  | 
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思欲せよ! 願いを叶える仙人 茨木華扇  | 
 
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見つかってしもうたか | 
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   命が惜しくば 大人しくしてろと言ったのに 面倒ごとに巻き込まれたくない とか抜かしてたのは フェイクだったか  | 
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   お前さん 儂を侮っていないかい? こんなボール無くても 外の世界と行き来すること くらい自由自在の儂じゃ  | 
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   これ以上は見逃せないな お前が嬉々として外の世界に 戻っていった事にしてやろう  | 
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   危ない危ない こんな所でおさらばする事に なる所じゃった 心配するな お主らの企みは予想付いてたぞ  | 
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…… | 
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   オカルトボールの仕掛け人は 外の世界に居るんじゃな  | 
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……! | 
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   だからそのままでは まともに手が出せない そこで正式に 幻想郷に誘き寄せようとしてる って所じゃないかね?  | 
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よく判ったわね | 
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   霊夢と魔理沙の様子がおかしい のを見て何か秘密ごとがある と思ったんじゃ あの二人にも 協力させているんじゃろ?  | 
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   あの二人は敵を幻想郷に 引きずり込んでからの 最後の実行部隊の予定よ  | 
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   なる程な それで二人はボール集めに 執心してないのか  | 
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   だけどそれは 危険な賭になる 正当な理由があるとはいえ 幻想郷のルールを破ることに なるんだからね  | 
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   いいじゃろ 外の世界での実行部隊は 儂がやってやろう  | 
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は? | 
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   お主じゃあ、外との干渉が バレたときにあらぬ疑いを 掛けられるじゃろうて 儂なら何があっても 平気じゃからな なあに外の世界の事は 儂が一番よく知っておる このボールを使って 逆に罠を仕掛けてやるぞい  | 
平成ぽんぽこりん  | 
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   外の世界に居た頃は 余り感じなかったが 改めてみてみると変化は 目まぐるしいもんじゃ 繁栄か衰退か どっちをとっても 変化があると言うことは 生きていると言う事じゃ  | 
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   おお また釣れたわー  | 
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深秘を曝け! 秘封倶楽部初代会長 宇佐見菫子  | 
 
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   あの尻尾 今度は判りやすい妖怪だわー  | 
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   ほう今どき珍しいのう 空を飛ぶ人間なんて そうかそうか お前さんじゃな でもまさかこんな 女学生とは驚いた  | 
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   女学生って 今どきそんな言い方するー? ふっるーい  | 
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   でも良かったのう いまお前さんのお陰で 幻想郷は大盛り上がりじゃ  | 
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   やっぱり? そうでしょそうでしょ 大きな波紋が立つのなら 石を投げた甲斐があるって もんねぇ  | 
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   ところでじゃ お前さんの最終的な 目的はなんじゃ  | 
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   別に? 面白そうな事見つけたから 試しただけよ 最終的な目的、だなんて そんなめんどくさい事は 考えてないわ  | 
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   そうかいそうかい まあ今どきの女学……いや 女子高生はそう言うもんかのう しかしそれじゃあ すぐに飽きてしまうぞ そこでどうじゃ 儂と勝負をしないか?  | 
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勝負ですって? | 
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   ここに新しい パワーストーンがある  | 
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む、貴方はもしや | 
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   そうじゃ気付いておる オカルトボールの正体は パワースポットの石じゃな そして儂が持っているのは 幻想郷のパワーストーンじゃ コレさえあれば幻想郷と 行き来は自在になる もしお主が勝ったら これをやろう  | 
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   面白ーい 欲しい欲しい で、私が負けたら?  | 
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   そうじゃのう…… 外の世界を一日案内して 貰えるか?  | 
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   そんなんで良いの? じゃあやるよー  | 
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   儂が勝つことは判りきって おるんでのう 余り無茶は言わんて  | 
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   よーし 俄然やる気が湧いてきたわ 私の超能力の見せ所ね!  |