天空璋 魔理沙編

STAGE 1 真夏の上空

朝靄の先の真夏日

Miracle Blue Sky

(♪希望の星は青霄に昇る)

なんだよ暑いじゃねーかこのヤロー!

なんだなんだ?

(神に近づく蝶の妖精 エタニティラルバ)

夏が暑いのは当たり前じゃない 妖精だって知ってるわ

こんなに暑いと思わなかったから厚着して来ちゃったじゃねーか
あー、暑くて死ぬぜー!

よく見たら貴方馬鹿みたいな季節外れの格好ね

(♪真夏の妖精の夢)

もっと身体を動かして夏の暑さを全身で味わいましょ!

(戦闘)

あつーい!

暑いぜー!

暑いならなんでそんな格好しているの?

うちの周りは雪が降るくらいの真冬だったんだよ!
本当にどうなってるんだー?

またまたそんな冗談をー今は最高の真夏じゃないの

見れば判る ここが夏である事は間違いない
久しぶりにつかみ所の無い異変だな 次は何処を調査すれば良いのか判らん


STAGE 2 紅葉した山

紅い山の孤独

Red Mountain Loneliness

(♪色無き風は妖怪の山に)

なんだ?
ここはうちのなわばりだべ

見た事のない奴だな
何者だ?

(浮世の関を超える山姥 坂田 ネムノ)

それはこっちの台詞だなぁ
うちはここにずっと住んでいる 動いたことはない
そしたらお前がやってきたんだべ

おお、すまん 私は魔法使いの魔理沙だ
どうやらこの辺一帯だけ季節が秋になっているんだが

(♪山奥のエンカウンター)

そんな話はしらん それよりもここから出て行け
これ以上ここに留まるというならお前を開きにして天日に干すぞ!

(戦闘)

あんた強いな 魔法使い、だっけ?

魔法使いと言っても人間だがな

ほう、人間、ねぇ
まるで伝説の金時みたいな人間じゃな

そうか、じゃあ訊くぞ
この辺だけを秋にした奴について何か知っているか?

この辺だけ秋?何の話だべ

幻想郷のあちこちで異常気象が起きているのは知っているか?

知らん

他におかしな気候になっている場所を教えてくれ

うちはここから出ないから何にも知らんぞ

……邪魔したな


STAGE 3 博麗神社の夜桜

神獣泳ぐ桜色の海

Sea of Spring Pink

(♪桜色の海を泳いで)

神社もおかしいんだよな ここだけ異常に桜が咲いている
神社に異変を起こした奴がいるというのは考えにくいんだがな

あら魔理沙さん
いま霊夢さんは留守ですよ

誰だお前

(神仏に心酔する守護神獣 高麗野 あうん)

嫌だなぁ コマ犬の高麗野こまのですよ
初めましてですけど

初めましてかい

これでもこっそり神社やお寺の守護をしてきたんですよ

コマ犬っつーのはアレか よく待ち合わせに使われる石像の

まーそれですね こう見えても神社の守護神です

あっはっは味方のフリをしたって騙されないぞ!

(♪一対の神獣)

何が守護神だ 現に、今の神社は異変まみれじゃ無いか!
お前を倒して神社を季節を戻してやろう!

(戦闘)

負けたー
神社に尽くしてきたのにボコボコにされたー

お前から異変に繋がる妖気は感じなかったな
まあ、何だ、すまん

最初から私は神社の味方だって言ってるでしょ

じゃあこの異変調査の協力してくれるか?

勿論ですとも!
神社やお寺だけ見ているけど変わった事があるとすれば
妖精が暴走していることくらいかなぁ

あいつ等、異変になるといつも暴走するけどな
後は……
いつも隠れて活動していたコマ犬おまえが出しゃばっているのも
変わった事と言えばそう見えるな
一応、あと一つの季節の場所も調べてから結論付けるか

頑張ってー 影ながら応援してるわよ

調子狂うから応援はいいや


この先、製品版プレイ以降の閲覧をお勧めします。

STAGE 4 魔法の森上空(推測)

視界ゼロの邂逅

White Brizzard Out of Season

(♪幻想のホワイトトラベラー)

もしかして君が選ばれた者なのかな?
派手にやったつもりだったんだけど 出てくるの、思ったより遅かったねぇ

お前が森をこんなにした奴か!?

力がみなぎるわー!
何故だろう、こんなに魔力が溢れ出てくるなんて……
これは目の前の人間に試さざるを得ない!

(森で垂迹した魔法地蔵 矢田寺 成美)

あはははは 今度の相手はこいつよ
それじゃあ僕は帰るねー

おい逃げるな!

なんだか判らないけど吹雪が私に力を与えているみたい!

お前は……何処かで見た事があるな
思い出した、魔法地蔵の成子なるこじゃないか

その声は…魔法人間の魔理沙?
魔法吹雪が酷くてよく見えなかったわ

さっきの奴を追うからそこを退いてくれ

嫌だね 今日は魔法試ししたい気分なの

引っ込み思案なお前が珍しいことを言うなぁ 私に勝てると思っているのか?

今日は吹雪が後押ししている気分なの だから負ける気がしない
理由は特にない!行くぞー!

(戦闘)

まだまだ力が有り余っているわ!

ちょっとたんま
お前の魔法、ちょっとおかしいぜ?
何というか、普通じゃない魔力の溢れ方をしている
後ろから魔力が溢れている感じだ  自分では気が付いていないのか?

そうなのよねー背中が熱いというか

そうか、それも気になるが……ちなみにさっきの奴、あれは誰だ?

さっきの奴?何の話よ

お前の後ろで踊っていた奴だよ 気が付いていなかったのか?

私はずっと一人だったと思うけど?

そういえばお前は独りが好きなタイプだったな

あー、それにしても背中が熱いわー

吹雪に当たって凍傷してるかもな ちょっと見せてみろよ
え?ちょっとお前!?
背中に扉がある!

え?何それ怖い

間違いない、背中の扉から魔力が溢れているんだ……

何がどうなってるの?魔理沙、何とかしてよ!

ぐぐ、これはどう見ても罠だと思うんだが……
これを逃すともう手掛かりも無い 叩けよ、さらば開かれん!


STAGE 5 後戸の国

童子は狂気を跳ね踊る

Into Crazy Back Door

(♪禁断の扉の向こうは、この世かあの世か)

なんだここは……
成子の背中の奥にこんな世界が広がっているとはな

あれ!?さっきの人間、どうやってここに……?
あー、もしかして、さっきの地蔵の背中扉を開きっぱなしにしてたかな

もー、舞ったらおっちょこちょいなんだから
まだ指令も出てないのに人間を引き入れちゃってー

まー、でも潮時だよ 随分派手にやったしさ
『よくやった、丁度良いんじゃない?』ってお師匠様も言うと思うよ

お前達は一体?それにここは何処なんだ?

ふっ、僕は丁礼田ていれいだまい

私は爾子田にしだ里乃さとの

(危険すぎるバックダンサーズ 爾子田 里乃 & 丁礼田 舞)

改めてようこそ後戸うしろどの国へ

後戸の国?聞いた事が無いな
罠だと思ったがもう後には退けん!

安心しな 罠では無いよ
でも、君が選ばれた者なのかこれからテストする

(♪クレイジーバックダンサーズ)

貴方が弱すぎるとお師匠様に怒られちゃうからねー

本気で行くよ!死んだらそれまでだ!

手加減はしないけど死んだら殺すからねー!

(戦闘)

中々手強いな!

よーしそこまでで良いわ

まあまあ、及第点かなぁ

よーし、おめでとう!ごーかーく!

ご、合格?何の話だ

私達は背後で踊ることで対象の潜在能力を無限に引き出せるの

僕達は普段隠れていた奴らの可能性を見つけだすと共に
君のようなアグレッシブな人材を探していたんだ

異変って四季異変のこと?
あれは僕達がやったわけじゃ無いよ

え、マジ?

マジマジやってないよ

そ、そんな馬鹿な話があるわけないわ!
やっと尻尾を掴んだと思ったのに

私達は背後で踊ることで対象の潜在能力を無限に引き出せるの

僕達は普段隠れていた奴らの可能性を見つけだすと共に
君のようなアグレッシブな人材を捕まえるという使命を受けてやったのさ

潜在能力を引き出す……ははあ 成子の背中の扉はそれの影響か
もしかして四季が狂っていたのは妖精達の潜在能力を引き出したからか?

まあ、それは副作用だね 妖精達が勝手に暴走しただけさ

妖精を暴走させて幻想郷を混乱させてまで探したい人材……
そうか、それが私かそうかそうか

さてと、テストも合格したし
君を招待しよう!背後の最高秘神の前に!


STAGE 6 後戸の国

開けるなかれ、見るなかれ 後ろの扉に秘天あり

Hidden Star in Four Seasons

(♪イントゥ・バックドア)

一体何処に居ると言うんだ?その秘神とやらは
それにこの世界は一体何なんだ?
何処に行っても扉ばかりで……

おお、よくぞ来られた
お前が二童子の言っていた人間だな

そうだ、多分な

ふーむ
その格好は何だ 不思議な服だな

魔法使いの正装だぞ 不思議なのも魔法使いならではだ
お前も大概だぞ?一体何者なんだ?

(究極の絶対秘神 摩多羅 隠岐奈)

私は摩多羅またら 隠岐奈おきな
後戸うしろどの神であり 障碍しょうがいの神であり
能楽の神であり 宿神しゅくしんであり、星神であり
この幻想郷を創った賢者の一人でもある
そろそろ、二童子あいつらの後任を見つけないといけない時期でな

後任?二童子って、さっきの奴らのことだな

そうだ、私の大切な両腕だからこそ定期的に新しい人間に変えている

普段は何をやる仕事なんだ?

裏から幻想郷のバランスを取る仕事だ フィクサーとでも言おうかな
まあ簡単なお仕事だよ

簡単かどうか判らんが面白そうな仕事だな
だが断る!
私は私の好きなように生きていく
さっきの二人みたいになるなんてまっぴら御免だ

あっはっは 何を勘違いしている?

♪秘匿されたフォーシーズンズ

最初からお前に選択肢など与えていないぞ

何だと?

誰を部下にするかは私が選ぶ お前に是非など聞いておらん

ふん、力尽くで来るか 望むところだぜ!

お前の背中に四季の扉がある限り 私の制御下から逃れる術は無い
それでは最終暗黒テストを行うぞ 失望させたら殺すからな!

(戦闘、エンディング)
この先、Extraプレイ以降の閲覧をお勧めします。

REVENGING STAGE 後戸の国

秘神の真の姿

Hidden Star in Fifth Seasons

(♪もうドアには入れない)

おお、君はこの前の

お師匠様を怒らせたらしいわね

もうテストは終わりだよ さっさと帰れ!

(中ボス戦)

おーい、居ないのかー?

また戻って来たのか
最終テスト途中で逃げたお前は残念ながら不合格だ

(究極の絶対秘神 摩多羅 隠岐奈)

さっさと帰れ

途中で逃げた……か やっはりそうなのか
最初はお前が逃げたと思っていたが
よく考えてみると、自分が逃げた可能性の方が高い気がしてな

そんな臆病なお前が何の用事だ?

今日は再戦しにやってきた
別に採用されたいと思っている訳では無いが
心情的に負けたままにしておけなくてな!

お前は人間だが魔法を使うんだよな
なら判る筈だ
何故お前が手も足も出なくなって逃げだしたのかを

全ての背中の装備はお前の移動装置兼、魔力回収装置だな
背中の装備を通じて、お前は動かずして全てを手に入れている
そいつを使えばどんな人間からでも魔力を吸収できる
そして要らない奴は扉からどっかへ飛ばすことも出来る

そうだ つまりお前に勝ち目は無い
そこまで判っていてよく来たな

そうはいっても負けたままで居るわけには行かない
だから今度はお前の罠を逆に利用してやるぜ

利用……?ほう、それは何だ

私の背中を見よ!これが答えだ!

ほう……今のお前の背中の扉は
もっとも生命力が失われる季節の境目、土用か……

どうだ!
これならお前が強制解放しても退出先が存在しない!

ふっふっふ
そう上手くいくとは思わないが悪くない策だ

今度は心置きなく戦わせて貰うぜ!

(♪秘神マターラ 〜 Hidden Star in All Seasons)

気に入った!
一度は不採用にしたがやはり思い直そう
その聡明さと大胆さに惚れた 不採用取り消しだ
それでは再度、最終テストを行う
今度は季節の魔力は使わない!真なる秘神の秘術をしかと見よ!

(戦闘)
この先、Extraクリア後の閲覧をお勧めします。

もう私の勝ちだろ!

お見事!テストは合格よ!

ふう、手強かったが何とかなった
これで心置きなく安眠できる

と言うわけで、採用です!
うちで働いてくれるんだよね
どっちが良い?生命担当の丁礼田と精神担当の爾子田
今ならどっちでも良いわよ

働くつもりは無いって言ってるだろ
って、もし私が働いたらさっきの二人はどうなるんだ?

引き継ぎをしたら解放して人間に戻してあげるつもりよ
貴方が仕事を引き受けてくれないとずっとあのままだけど

あの二人もお前の魔力で動く傀儡なのか……
まあ、私が代わりになる気は毛頭無いな
それはともかく、四季異変は辞めてくれないか?
森が冬のままだと暖房代も馬鹿にならないからな

四季異変は背中の扉の副作用よ
でも、幻想郷全域に背中の扉を使うのはこれっきりにしておくわ
もう、十分伝わったと思うし

ん?誰にだ?

今の幻想郷のみんなと、別の賢者にね

つまり自分の力凄いぞアピールか
さもしい奴だなー

神様にはそれが必要なのよ 判ってくれる?

あー確かにそういう奴一杯居るな
まあいいや、四季異変は収まっていくんだろ?
大した被害も出てないし今回は大目に見てやるよ
その代わり、四季異変を解決したのは私だと言いふらそう

あー、自分の力凄いぞアピールだー

そうだ 何か悪いか?

悪くは無い悪くは無いが
何だかなぁ
ともかく、私は気長に待っているよ 貴方の心変わりを

そのつもりは無いって言ってるだろ
それに勝負に負けたら突然口調が変わって気持ち悪いな




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