半人半霊の半人前 魂魄 妖夢 Youmu Konpaku |
EPISODE 1 | チルノ or ミスティア・ローレライ | |
EPISODE 2 | チルノ or リリカ・プリズムリバー or ミスティア・ローレライ | |
EPISODE 3 | 博麗 霊夢 or リリカ・プリズムリバー or ミスティア・ローレライ or 因幡 てゐ | |
EPISODE 4 | 博麗 霊夢 or 鈴仙・U・イナバ or リリカ・プリズムリバー or 因幡 てゐ | |
EPISODE 5 | 博麗 霊夢 or 霧雨 魔理沙 or 鈴仙・U・イナバ | |
EPISODE 6 | 十六夜 咲夜 | |
EPISODE 7 | 射命丸 文 | |
EPISODE 8 | 小野塚 小町 | |
EPISODE Final | 四季映姫・ヤマザナドゥ |
妖夢 | 竹の花が咲いているわね。 |
??? | 珍しいじゃない、 |
楽園の素敵な巫女 博麗 霊夢 Reimu Hakurei | |
霊夢 | こんな所に居るなんて。 |
妖夢 | それは私の台詞、 私は花の異変を調べているの。 |
霊夢 | それは私の仕事だから、帰って寝てなさい。 |
妖夢 | 今回は巫女も腑抜けだし、 私がやるしか無いのかしら? |
(負け) | |
霊夢 | ああもう、早く解決させないと 私がサボってる様に見られちゃう。 |
妖夢 | 竹林は見通しが悪いから、何が居るか判らないわね。 |
??? | 珍しいな、 |
普通の魔法使い 霧雨 魔理沙 Marisa Kirisame | |
魔理沙 | 今日は一人か? |
妖夢 | この程度の異変、私一人で十分です。 わざわざ幽々子さまの手を煩わせる程の物でもありません。 |
魔理沙 | じゃ、試してみるか。 |
妖夢 | 貴方を倒しても、何の手掛かりにすらなりゃしないわね。 |
(負け) | |
魔理沙 | やっぱり一人じゃ何にも出来ないじゃないか。 |
妖夢 | 誰か居ないのかな。 |
??? | また勝手に上がり込んで! |
狂気の月の兎 鈴仙・U・イナバ Reisen Udongein Inaba | |
鈴仙 | 今日は何の用? |
妖夢 | あ、貴方じゃなくて、もうちょっと知識がありそうな方を探しているのです。 |
鈴仙 | 喧嘩を売りに来たのね。 |
妖夢 | 言い方が悪かったです。 幻想郷に詳しい人を探していたのですが。 |
鈴仙 | 残念ながら、うちの人は花の異変に何故か無関心なんですよ。 |
妖夢 | そういえば、妖怪みたいなずっと長く幻想郷に居る者は、今回全く動こうとしないですね…… 幽々子様もそうだし。 もしかしてみんな何か知っているのかな? |
(負け) | |
鈴仙 | 花の異変は私が調べているから、 貴方はあの世に引っ込んでいなさい。 |
妖夢 | さすがに湖の上には異変は見られないわ。 |
??? | おっと、あたいを差し置いて、 |
氷の小さな妖精 チルノ Cirno | |
チルノ | 何処に行こうっていうのかしら。 |
妖夢 | いや別に、目的地を探して飛んでいるのです。 |
チルノ | 変な人間ね。 あんたの目的地は氷の中。 |
妖夢 | 花の異変が及ばないのはあの世と同じ、 でも、湖はただ単に花が咲いていないだけね。 |
(負け) | |
チルノ | 凍らせちゃえ。 凍らせちゃえ。 |
妖夢 | 何処まで異変が及んでいるんだろう。 空の上は特に変わった事は無いみたいだけど。 |
??? | あら、 |
騒霊キーボーディスト リリカ・プリズムリバー Lirica Prismriver | |
リリカ | 今日は一人で散歩ですか? |
妖夢 | ええ、ちょっと。 って、どっちかって言うと、 その台詞は私の台詞。 |
リリカ | 今日はソロ活動記念日。 貴方は最初の観客よー |
妖夢 | そもそも、雲の上にも異変が有ったら、 冥界まで届きそうな物よねぇ。 |
(負け) | |
リリカ | 一人で出来るもん、 ってね。 |
妖夢 | この辺が異常なのは想像に難くないわね。 花の咲く木も多いし。 |
??? | いっちどっはおいでよ〜♪ |
夜雀の怪 ミスティア・ローレライ Mystia Lorelai | |
ミスティア | ほてるはなみずき〜♪ |
妖夢 | 不穏な歌が聞こえた気がする。 誰も居ないはずなのに…… 疲れてるのかなぁ。 |
ミスティア | 後ろ後ろ! 鳥に憑かれているよ! |
妖夢 | はっ! 私は一体何をしていたのかしら。 って、何だ鳥か…… |
(負け) | |
ミスティア | 昼間の方が音が通らないから、ちょっと声量上げよっと。 |
妖夢 | ここは広いし目印になる物が無いから、 何処を飛んでいるか判らないわね。 |
??? | そうかしら? |
幸運の素兎 因幡てゐ Tewi Inaba | |
てゐ | 慣れてくると目印になる竹も有るもんよ。 だから私は迷わない。 |
妖夢 | 竹なんて、成長が早いし姿もよく変わるし、 目印にならないでしょう。 |
てゐ | 毎日目印を覚えるのよ。 これで間違いはない。 |
妖夢 | それは多分、最初から迷っていないわ。 |
妖夢 | 戦っているうちにまた形が変わった気がする。 ここは何処なんだろう。 |
(負け) | |
てゐ | 竹の形を覚えるなんて嘘。 ほんとは竹の下に流れる気の流れを見るの。 |
妖夢 | ああ参ったわ。 行き先が全く見つからない。 |
??? | 貴方も花に誘われて? |
完全で瀟洒なメイド 十六夜 咲夜 Sakuya Izayoi | |
咲夜 | これらの花は何処に行っても咲いているわよ。 |
妖夢 | そう、この世は花で侵食されているのね。 |
咲夜 | あら、あの世は咲いていないのかしら。 |
妖夢 | 異常に咲いているのはこの世だけです。 その辺に手掛かりがある気がするのですが。 |
咲夜 | その話、詳しく聞きたいわね。 |
咲夜 | あら、私が先に異変を解決したかったのに。 |
妖夢 | 駄目です、私が先に解決させますから、 まず、貴方が知っていることを教えてください |
咲夜 | うーん、 そうねぇ。 いつもよく行く場所には、何処にも手掛かりがなかったわ。 |
妖夢 | そうですか。 次は人間が足を踏み入れない領域を目指すしかなさそうね。 |
(負け) | |
咲夜 | さあ、貴方が知っていることを言いなさい。 私が異変を解決させるから。 |
妖夢 | やっぱりおかしいわ。 ずっと花に気を取られていたけど…… !? 誰? さっきからコソコソ付いてくるのは! |
??? | あ、見つかっちゃいました? でも怪しい者じゃありません。 |
妖夢 | 怪しくないですか。 それは良かったです。 |
伝統の幻想ブン屋 射命丸 文 Aya Shameimaru | |
文 | 貴方に密着取材させていただいてます。 何か面白そうな事をしていたので。 |
妖夢 | 密着取材……って無許可で後ろから付いてくる物なのかしら? |
文 | 先に言ったら面白いことをしないかも知れないじゃないですか。だからこっそりと密着。 |
妖夢 | そんなに面白いことはしないけど…… 今は花の異変について調査していたの。 |
文 | 花ですか。 確かにさっきからふらふらしているようですが。 でも核心をつこうとしないんですね? |
妖夢 | 核心? |
文 | ほら、貴方なら既に気付いていると思いましたが…… |
妖夢 | 何の話? |
文 | いや良いのです。貴方はそのまま記事になりそうなことをしていただければ。 |
妖夢 | 巫山戯た奴も居たもんね! 何か知ってそうな顔して。 天狗ってみんなそうなの? |
文 | 何も巫山戯てませんってば。 我々天狗は、幻想郷をずっと見守ってきたのです。 我々天狗程、幻想郷を見てきた者も居ない。 我々天狗程、幻想郷に詳しい者も居ない。 でも、私は真実を見る観察者なだけで、 幻想郷を創るのは貴方達なのです。 では、再び密着取材の方に戻らせて頂きます 後ろの方から見守ってますので。 |
妖夢 | ちょっと待て! 言いたいことだけ言って隠れないの! |
妖夢 | 教えて欲しいの。 この花について何か知っていることを。 |
文 | うーん。 教えちゃうと記事になりそうも無いけど…… |
妖夢 | 記事にしなくてもいいから。 |
文 | 貴方ならすぐに気が付くと思ったのですけど、 咲いているのは花だけですか? もっと増えているものに気が付きませんか? |
妖夢 | ああやっぱりそこなのね…… 面倒な事になりそうねぇ…… |
(負け) | |
文 | 天狗は物知りであると同時に、 強い力を使う智慧があると心得るのです。 |
妖夢 | うーん。 やっぱりそうだなぁ。 花に惑わされていたけど… 花より幽霊の方が圧倒的に多い! 花だらけと言うより、幽霊だらけだ! |
??? | あら? あの世の住人が何でこの世に? |
妖夢 | 誰!? |
三途の水先案内人 小野塚 小町 Komachi Onoduka | |
小町 | あたいは三途の川の一級案内人、 小野塚の小町。 普段は死んだ人間をあの世まで運ぶ 仕事をしているんだけど…… |
妖夢 | あ、ご苦労様です。 私は冥界で働いております魂魄です。 |
小町 | そう。もう暫くしたら冥界も大変なことになるかもしれないな。 |
妖夢 | え? 何の話ですか? |
小町 | 今は幻想郷の幽霊の量がパンク状態になって居るんだ。 それも外の世界の幽霊で、みんな無縁の霊。 |
妖夢 | 確かに、異常に幽霊が多いです。 これはどうしてなんですか? |
小町 | 外の世界で何か起きたんだろうなぁ。 何か大変な事が。 まぁ、外のことは放っておいて…… まずはこれらの霊を閻魔様の元へ 送らないといけないんだけど。 多すぎてにっちもさっちも行かないんだ、 まず船が足らん。 |
妖夢 | そうですか。 って、この量の幽霊を冥界に送るのですか? |
小町 | そう。 |
妖夢 | ええ〜 これは冥界が騒がしくなりそうです。 面倒だからここで少し斬って行こうかなぁ。 |
小町 | ああ駄目! 今ここらに居る幽霊は、まだ裁きを受けて居ない。 正式には死んだことになっていないから、 今斬ると、二度と輪廻転生することは 出来なくなる。 それの意味するところは、 外の世界の子供の数が減ると言う事だ。 |
妖夢 | すでに少し斬っちゃったかも。 |
小町 | 悪い奴だ。 貴方は生まれつき半分幽霊だから、 輪廻の仕組みが理解できていない。 これは少し勉強させてやるか、 人間の苦行と言う物を! |
妖夢 | でも、冥界ではいつも幽霊を斬っているわよ? |
小町 | 冥界の幽霊と、冥界に送られる前の幽霊は全然違う物だ。 冥界に送られる前の幽霊は、まだ生きている様なもんなんだよ。 |
妖夢 | でも、これだけの幽霊…… 斬らないでどう処理すればいいの? |
(負け) | |
小町 | 最近、冥界に留まって成仏しない霊が多いらしいな。 |
妖夢 | これは凄い桜だわ…… 幻想郷でもこれまで見事な桜があるなんて。 |
??? | 紫の桜。 これは罪を犯した者が咲かす花。 |
妖夢 | 誰!? |
??? | 許されぬ罪は、赤い血を紫色の染め、 そしてすぐに散る。 |
楽園の最高裁判官 四季映姫・ヤマザナドゥ Sikieiki Yamaxanadu | |
四季 | 私は罪を裁く者。 紫の桜の霊を無間に落とす者。 うちの小町がお世話になったそうで、 ちょっと挨拶に来たの。 |
妖夢 | 世話? 特に何もしてませんが、 ってもしかして貴方は……閻魔様ですか? |
四季 | そうよ。 |
妖夢 | それは失礼しました。 わざわざ閻魔様が出てくると言うことは、 余程一大事なんでしょうか? |
四季 | 小町がサボっていたから お仕置きに来ただけです。 |
妖夢 | この花の異変の件では無いのですか? この花は一体何なのですか? 力のある者ほど動こうとしないし…… |
四季 | 花は…… 外の人間が見る幻の彼岸。 死んだことにさえ気が付いていない、 哀れな霊の花。 行き場を失った幽霊が増えれば、 結果としてこうなってしまうでしょう。 特に危険は有りません。 |
妖夢 | そうなんですか……でも、何故そんなに 幽霊が増えたんでしょう。 |
四季 | 60年に一度位、こういう事が繰り返されてきたのよ。今までもずっと…… 危険は無いから放っておくと良いでしょう。 それはともかく、貴方。 そう、貴方は少しこの世に来すぎている。 |
妖夢 | …… |
四季 | 貴方は半分幽霊なのです。 今のままこの世に来すぎると…… 私も貴方を裁かなければいけなくなる。 もし私が裁きを担当すれば、 貴方を人間として地獄に落とします。 |
妖夢 | 地獄! って、私は冥界の者です。 何で裁かれなければいけないのですか! |
四季 | だから、貴方は冥界の者としての行動を取っていますか? 何も考えずにこの世の者と戯れてませんか? それでは駄目なのです。 貴方は生きている者と同じではないし 死者でも無い。 その不安定な位置にいるから、 冥界に住め、幽霊も斬れるのです。 |
妖夢 | 今でも冥界に住んでるし…… 幽霊も切れます! |
四季 | 貴方は少しこの世に馴染みすぎたわ。 野生の狼も飼えばペット。 幽霊もこの世で生活すれば生き物。 貴方はここで少し裁かれる必要がある。 紫の桜の下で今までの罪を顧みよ! |
Ending No.4 | |
(負け) | |
四季 | 本来、貴方は死んでも私の元には来ない。 だから、今裁くしかないのよ。 |