狂気の月の兎 鈴仙・優曇華院・イナバ Reisen Udongein Inaba |
EPISODE 1 | チルノ or ミスティア・ローレライ | |
EPISODE 2 | チルノ or リリカ・プリズムリバー or ミスティア・ローレライ | |
EPISODE 3 | リリカ・プリズムリバー or 因幡 てゐ | |
EPISODE 4 | 博麗 霊夢 or 霧雨 魔理沙 or 魂魄 妖夢 or リリカ・プリズムリバー or 因幡 てゐ | |
EPISODE 5 | 博麗 霊夢 or 霧雨 魔理沙 or 魂魄 妖夢 | |
EPISODE 6 | 十六夜 咲夜 | |
EPISODE 7 | メディスン・メランコリー | |
EPISODE 8 | 小野塚 小町 | |
EPISODE Final | 四季映姫・ヤマザナドゥ |
鈴仙 | 竹林ですら花だらけね。 |
??? | そうやって花を見ているところを見ると、 |
楽園の素敵な巫女 博麗 霊夢 Reimu Hakurei | |
霊夢 | どうやらあんたも探っているみたいね。 |
鈴仙 | 何を? 花の異変の事? さっぱり見当付かないからねぇ。 |
霊夢 | でも、私はもしかしたら判ったかも知れない。 |
鈴仙 | そう、私が勝ったから貴方の情報を頂くわ。 |
(負け) | |
霊夢 | 竹の花が咲く時は、幻想郷中の花が咲くときだって事ね。 |
鈴仙 | 竹の花かぁ、そういえば前に咲いたのは何時の話だったかしら。思い出せない…… |
??? | 竹の花かぁ。 |
普通の魔法使い 霧雨 魔理沙 Marisa Kirisame | |
魔理沙 | 天然物が一斉に咲いたのは初めて見るぜ。 |
鈴仙 | それは、60年に一度と言われているのですから。 |
魔理沙 | 長生きしないとな。 |
鈴仙 | ここは私達の土地。 地の利がある私に勝てるはずが無い。 |
(負け) | |
魔理沙 | 60年後、 またこんな花が見られるのか心配だぜ。 |
鈴仙 | ここに来るのは初めてね…… |
??? | 誰かしら。 |
半人半霊の半人前 魂魄 妖夢 Youmu Konpaku | |
妖夢 | あら、随分と早くお亡くなりになったことで。 |
鈴仙 | 死んでないってば。 |
妖夢 | 死にに来たのかしら。 |
鈴仙 | ここの花は普通なんですね…… 何か意味があるのかしら。 |
鈴仙 | 折角だから倒してみたけど、 深い意味は無いですよ。 |
(負け) | |
妖夢 | そう、この世の花について調べているのね。 私も調べたいから何か知っている事を教えて。 |
鈴仙 | 湖の上なら、少しは妖精が少ないみたいね。 |
??? | そうは問屋が、 |
氷の小さな妖精 チルノ Cirno | |
チルノ | 凍死するよ! |
鈴仙 | そうでもないみたい。 結局、妖精は騒ぎ放題ね。 |
チルノ | こんなに花が咲いているんだもん。 60年に一度のお祭りさ! |
鈴仙 | 妖精が暴れ回るのも仕方がないわ。 この異変は恐怖も感じないし、おかしいもの。 |
(負け) | |
チルノ | 凍死!凍死! |
鈴仙 | 風が気持ちいいわ。 体に染みついた花の匂いも取れそう。 |
??? | ああ、聞き慣れない音が〜 |
騒霊キーボーディスト リリカ・プリズムリバー Lirica Prismriver | |
リリカ | あなたが発する音は波長が独特すぎて 頭が痛くなりそうよ。 |
鈴仙 | なんかよく分からないけど失礼ね。 |
リリカ | 光の波長を弄くれば幻視。 音の波長を弄くれば幻聴なのよ〜 |
鈴仙 | あー、五月蠅かった。 雲の上なら妖精も少なくて静かだと思ったのに |
(負け) | |
リリカ | 幻想の音と幻聴はかなり違う。 チューニングしてから出直してね! |
鈴仙 | 何処に向かえばよいのやら、 この辺は人攫いが多いって聞いたけど…… |
??? | すすめ〜すすめ〜 |
夜雀の怪 ミスティア・ローレライ Mystia Lorelai | |
ミスティア | 兵隊すすめ〜♪ |
鈴仙 | 人攫いの正体は貴方ね。 |
ミスティア | 兎は攫っても面白くな〜い。 |
鈴仙 | 音の波長を調整すれば…… ほら貴方の声なんて聞こえなくなりました。 |
(負け) | |
ミスティア | ちなみにさっきの歌は徴兵の歌。 人攫いの歌よ〜 |
鈴仙 | あの子は何処へ行ったのかしら? 良く勝手にどっかに行っちゃうんだから。 |
??? | 兎西向きゃ尾は東〜 |
幸運の素兎 因幡てゐ Tewi Inaba | |
てゐ | って、ああ! |
鈴仙 | 見つけたわ。 勝手にほっつき歩いて何をしていたの! |
てゐ | いやまぁほら…… 逃げ出した兎を追っていたの。 |
鈴仙 | 嘘おっしゃい。 どうせ花を見て浮かれていたんでしょ? |
鈴仙 | 花のことは私に任せて、貴方はお家で大人しくしていなさい。 |
(負け) | |
てゐ | 今忙しいのでこれにて、 じゃあね〜 |
鈴仙 | 花も一斉に咲くと、風流でも何でもないわね。 |
??? | あら、これはこれで面白いのよ。 |
完全で瀟洒なメイド 十六夜 咲夜 Sakuya Izayoi | |
咲夜 | 植物を使ったお菓子やお茶なんかも 作り放題だし。 |
鈴仙 | そう、植物を使った毒薬も作り放題ね。 |
咲夜 | そうそう、使い放題ね。 |
鈴仙 | 毒性のある花も少なくないわね。 これは異変とは関係ないと思うけど。 |
(負け) | |
咲夜 | 毒のある花って他に何処に咲いてましたっけ? |
鈴仙 | あらこんなところに鈴蘭が咲いているなんて、 家に帰ったら師匠に教えるわ。 |
??? | 鈴蘭の毒は心の毒。 毒薬でも作るつもりなのかしら? |
鈴仙 | 誰? 毒薬も作ると思うけど。 |
小さなスイートポイズン メディスン・メランコリー Medicine Melancholy | |
メディ | 私はメディスン。 ここに住んでいるの。 |
鈴仙 | こんな毒の強いところに住んでいるなんて、 そういうマニアかなんかなのね。 |
メディ | 肉体に何で毒が効くか判る? それはね。 躰は毒の命令で動いているからよ。 毒も少量のうちは、命令通りに動く。 でも大量の毒を喰らうと、命令が暴走して自滅していく。 躰は毒で出来ていると言っても過言ではないわ |
鈴仙 | そうなんですか。 その辺は私の師匠の方が詳しそうですが。 |
メディ | 生きているだけで罪だとよく言われるのは、 躰が毒で出来ているからなのよ。 だから私は穢れのない生を手に入れた! |
鈴仙 | はあ、それはどういう事でしょう? ……ってどんどん具合が悪くなってきたかも |
メディ | 私は捨てられた人形。 ここは毒が充満した丘。 毒の躰を持っていない人形に 毒は効かないのさ! |
鈴仙 | 早くここから脱出しないと…… |
メディ | あいたたた、もー 貴方は何をしにここに来たの? |
鈴仙 | さあ、花の咲いている場所を順に辿っていただけなんですけど。 |
(負け) | |
メディ | 幸せね。 毒に囲まれて死ねるなんて。 |
鈴仙 | ここもまた…… 毒のある花が咲いているわね。 さっきの人形が言っていたように 躰が毒ならば、毒のある花は躰を意味する……のかもしれないわ。 |
??? | こら! まだまだ死ぬには早すぎる! |
鈴仙 | 誰か居たの? |
三途の水先案内人 小野塚 小町 Komachi Onoduka | |
小町 | あたいは三途の川の一級案内人、 小野塚の小町。 ここ無縁塚は、お前みたいな自ら命を絶とうという愚か者が良く来て困るよ。 |
鈴仙 | 誰が死にたがりですか。 私は花が咲いている場所を辿っているだけです |
小町 | 無縁塚の花なんて…… って、彼岸花が咲いている? あー? 何でー? 季節はどうなっちゃったのー |
鈴仙 | 今は一応春です。 貴方は異変に気が付いてなかったのですか? |
小町 | そ、そう。 じゃ、あたいは忙しいのでこれにて。 |
鈴仙 | 待て、なんか知ってそうね。 |
小町 | いや、あたいは仕事に戻らないと…… 花が見つかると怒られるので。 |
鈴仙 | 怪しすぎる…… 仕事に戻るのも説明してからにしてよ。 |
小町 | 生きている妖怪の癖にうだうだ五月蠅い! 花は死んだ外の人間の苟且の躰。 私の仕事は、死んだ人間を彼岸に送ること。 つまり、お前が私の仕事を邪魔することが、 花の異変に繋がるんだよ! |
鈴仙 | 自分から出てきた癖に 逆ギレされてもねぇ。 |
鈴仙 | 仕事の邪魔って、 貴方の方から出てきたんでしょう? 貴方は自分でサボっているだけじゃないの |
??? | 何サボってるの! 小町! |
小町 | きゃん! |
鈴仙 | ほら、お偉いさんが サボっている貴方を叱りに来たみたいよ? |
(負け) | |
小町 | さてと、仕事仕事、 遊んでたら怒られるわ。 |
??? | 小町が何時まで経っても霊を運んでこないから 様子を見に来れば…… 妖怪とお戯れで、全く仕事をしていない。 それにこんなに花が咲いてしまっている。 あ〜あ。小町を最初に見たときは もっと真面目な奴だと思ってたのに。 |
鈴仙 | って、貴方は何者ですか? |
楽園の最高裁判官 四季映姫・ヤマザナドゥ Sikieiki Yamaxanadu | |
四季 | 私は罪を裁く者、 地獄の閻魔様よ。 |
鈴仙 | なんと閻魔様! 閻魔様がわざわざ此岸まで来るなんて…… もしかして非常事態ですか? |
四季 | 非常事態? そんな大層なものじゃないわ。 小町から新しい霊が送られてこないから暇だったの。 小町は私の元に来る霊の案内担当よ。 そしたら幻想郷には幽霊だらけじゃないの ああ、小町がサボっていたのね、と。 |
鈴仙 | 幽霊……ですか? そういえば花だけでなく幽霊も多いのかな? |
四季 | 後で小町にはお仕置きを与えるから、 そうすれば幻想郷は元通りになるでしょう。 |
鈴仙 | そうですか、では私はこれで…… |
四季 | うふふ、ちょっと待ちなさい。 貴方には言いたいことがあるわ。 |
鈴仙 | あー やっぱり閻魔様は…… |
四季 | 何かしら? 説教ばっかりとでも言うの? |
鈴仙 | 判りました。 聞きますって。 |
四季 | 貴方は大きな罪を負っている。 仲間を見捨て、見殺しにし、 貴方は一人だけのほほんと暮らしている。 そう、貴方は少し自分勝手過ぎる。 |
鈴仙 | …… |
四季 | 今のまま過去の罪を清算せずに亡くなると…… 貴方は確実に地獄に堕ちるでしょう。 もし私が裁きを担当したとしても、 貴方を地獄に落とします。 |
鈴仙 | 地獄ですって! 今は真面目に頑張っているって言うのに! |
四季 | 今頑張っても、過去の罪と向き合って居なければ全く意味がないのです。 時間だけでは罪を清算しない。 罪は裁かれて初めて清算できるのです。 その為に、私が居るのですよ。 |
鈴仙 | 地獄には行きたくありません! 何とかならないものでしょうか。 |
四季 | 反省だけでは駄目、 後悔なんて以ての外。 罪を犯すとは、そんな生易しい物ではない 罪は裁き以外では清算出来ないのよ。 でも今からでも地獄に行かないようにする方法もあるわ。 その為にはまずここで裁かれよ! 月に置いてきた仲間の恨みと共に! |
Ending No.5 | |
(負け) | |
四季 | まだまだ自分の罪を直視していない。 もっともっとお灸を据えてやる必要があるわ。 |